真向(読み)まむこう

精選版 日本国語大辞典 「真向」の意味・読み・例文・類語

ま‐むこう‥むかふ【真向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まっすぐの方向真正面
    1. [初出の実例]「見たいと思ふ人の正面(マムカウ)に坐るなの格言通り」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上)
  3. 馬の額から鼻面(はなづら)にかけての部分
    1. [初出の実例]「よき馬のきつそうや。おつさ、まむかふ、〈略〉よめのふしつくり付たる如く也」(出典:説経節・おぐり判官(1675)二)

ま‐むき【真向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正しく向かうこと。まっすぐに向かうこと。正しい方向に向くこと。まっすぐに向くこと。また、その向き。正面
    1. [初出の実例]「次起座経本路着御沓、立真向座有揖」(出典:兵範記‐仁平二年(1152)四月一一日)
  3. 船の船尾正面全体の呼称。真艫全体をいうもの。〔和漢船用集(1766)〕

ま‐むかい‥むかひ【真向】

  1. 〘 名詞 〙 正しく向かうこと。また、その方面。真正面。まむき。まむかえ。〔羅葡日辞書(1595)〕
    1. [初出の実例]「東京大学の鉄門の真向(マムカ)ひにあった、上条と云ふ下宿屋」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉一)

めっ‐こう‥カウ【真向】

  1. 〘 名詞 〙 「まっこう(真向)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「金でした小判と云物近附になってをけと、めっかうに投げつくる」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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