メガロパ幼生(読み)めがろぱようせい

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メガロパ幼生
めがろぱようせい
megalopa larva

節足動物門甲殻綱十脚(じっきゃく)目のうち、カニ類の後期幼生。ゾエア幼生に次ぐ時期で、形態的にも生態的にも浮遊生活から底生生活への移行期にある。付属肢はほとんど成体と同様で、ゾエア幼生と違ってすでに二叉(にさ)型ではなくなっている。しかし、腹部がまだ後方に伸びたままで、遊泳に使われる点が成体とは異なる。適当な場所にたどり着くと、1回の脱皮によって第一稚ガニに変態し、完全な底生生活に移る。[武田正倫]

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精選版 日本国語大辞典の解説

メガロパ‐ようせい ‥エウセイ【メガロパ幼生】

〘名〙 カニの変態期の幼生の一つ。浮遊生活から底生生活への移行期に見られる。腹部は胸部の下面にたたまれることなく後方に伸び、五対の腹肢は遊泳肢となっている。メガロパ

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世界大百科事典内のメガロパ幼生の言及

【カニ(蟹)】より

…ゾエア幼生は走光性を示しながら,顎脚の遊泳毛と腹部の屈伸運動によって活発に遊泳する。種ごとにほぼ一定の2~5回の脱皮の後にカニ型のメガロパ幼生となり,続く脱皮によって稚ガニに変態して底生生活に移る。直接発生のサワガニ類は卵が大きく,そのかわり50個内外であるが,海産の大型カニ類では100万個にのぼる。…

※「メガロパ幼生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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