コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

モレリー Morelly

1件 の用語解説(モレリーの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

モレリー【Morelly】

フランス18世紀の哲学者。生没年も生涯も不明。1715年ころに生まれ,教師生活ののち上流社会出入りし,プロイセンにも3年ほど滞在した形跡がある。初期作品では感覚論に立脚した教育哲学を説いたが,50年代に入って思想が先鋭になると同時にユートピア的性格を帯びる。14の歌より成る長編詩《浮島の遭難またはバジリヤッド》(1753年匿名出版)では完全平等の社会をうたい,さらに《自然の法典Code de la nature》(1754年匿名出版)では《バジリヤッド》に理論的根拠を与えて,〈神の調和〉に背く私有制を批判し,集団教育に基づく,あらゆる奢侈を排した合理的・楽観的な共産社会の構想を展開した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のモレリーの言及

【ユートピア】より

… 進歩と啓蒙の18世紀においては,一般に自由で計画的なユートピアが語られ,総じて未来への楽観的信頼が顕著である。モレリー《自然の法典》(1755),コンドルセ《人間精神進歩の歴史的素描》(1795)などは,厳密にはユートピア論とはいいがたいものの,理想社会の接近を読者に印象づけた。L.S.メルシエ《2440年,別名こよなき夢》(1770)はこの世紀の代表例である。…

※「モレリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

モレリーの関連キーワードアランギュイヨーマルブランシュリトレ迦毘羅仙セクストスホエンペイリコスベルクソンメーヌドビラン沢瀉久敬淡野安太郎

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone