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ヤマトシロアリ Reticulitermes speratus

世界大百科事典 第2版の解説

ヤマトシロアリ【Reticulitermes speratus】

木造建築物の害虫で伐根にも多く,北海道旭川市以南の日本各地にふつう(イラスト)。ミゾガシラシロアリ科の昆虫。兵アリ(イラスト)の頭部は両側平行で細長く,額腺は退化して粘液を分泌しないことでイエシロアリと区別できる。本種は乾燥に弱く,水を運ぶ能力がないのでつねに湿った材中で生活し,加害部に網目状の簡単な巣をつくるが特別の固定巣はなく,乾燥してくると湿った場所へ移動し,また30℃以上の高温や冬の低温期には地下部や心材部などへ移る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤマトシロアリ
やまとしろあり / 大和白蟻
[学]Reticulitermes speratus

昆虫綱シロアリ目ミゾガシラシロアリ科に属する昆虫。北海道旭川(あさひかわ)市から南西諸島、中国に広く分布する木造建造物の大害虫で、つねに湿った木材中に生活し、蟻道(ありみち)をつくって移動するが、特別の巣はつくらない。有翅虫は、5月ごろの日中に群飛する。[森本 桂]

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