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ヨルダヌス Jordanus de Nemore

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世界大百科事典 第2版の解説

ヨルダヌス【Jordanus de Nemore】

1220年ころに活躍した機械学者,数学者。Jordanus Nemorariusとも書く。生涯についてはまったく不明。《重さに関するヨルダヌスの原論》等で,桿秤(さおばかり)や斜面でのつりあいを〈位置的重さ〉(分力の概念に相当)により論じ,仕事の原理を応用して〈梃子(てこ)の原理〉を証明し,静力学に独自の業績を残した。また浩瀚(こうかん)な《算術》10巻も書き,《所与数について》では数表示に文字を使用するなど独創性を示している。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のヨルダヌスの言及

【中世科学】より

… 13世紀には,このようにしてとり入れられたギリシア,アラビアの科学の遺産の上に,ようやく西欧科学の独自な活動が開始される。ヨルダヌスは棹秤や斜面の静力学的問題を〈仕事〉や〈モーメント〉の概念を内包する原理によってみごとに証明し,グロステストは数学的演繹と経験的実証とを結びつける数学的経験科学の独自の方法論を展開し,その弟子R.ベーコンはこの方法論をさらに発展させ,光学の研究においてそれを実践した。またこのとき新たに受容されたアリストテレスの自然学は,アルベルトゥス・マグヌスやトマス・アクイナスに大きな影響を与え,科学知識の原理的再編成がなされた。…

※「ヨルダヌス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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