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リュカオン Lykaōn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リュカオン
Lykaōn

ギリシア神話のアルカディア王。ペラスゴスの息子。彼は多くの妻をめとり,50人の息子をもうけた。あるときゼウスが彼のもとを訪れたが,この人物がほんとうに神であるかどうかためそうとして,幼児を殺し,その肉をゼウスに供したところ,神は怒って食卓をくつがえし,リュカオンと子供たちを雷で打殺した。ただ末子のニュクティモスだけがガイアのとりなしによって生命を救われ,リュカオンの王位を継いだという。

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世界大百科事典内のリュカオンの言及

【狼男】より

…ふつうはある種の薬草製の軟膏を塗ったり,とりわけ満月の夜に月光を浴びたり,帯を身につけたりすると変身が起こり,これを倒すには銀製の銃弾を用いるなどと信じられている。古くはアルカディアの王リュカオンLykaōnがゼウスに人間の肉を食用として献じたために,ゼウスによって50人の息子とともに狼に変身させられたと伝えられる。ローマではペトロニウスの《サテュリコン》の〈トリマルキオの饗宴〉にニケロスが語る狼男の逸話が出てくる。…

※「リュカオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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