ルアペフ火山(読み)ルアペフかざん(その他表記)Ruapehu Volcano

最新 地学事典 「ルアペフ火山」の解説

ルアペフかざん
ルアペフ火山

Ruapehu volcano

ニュージーランド北島,タウポ火山帯の南端に位置する大型の複合成層火山。その主体輝石安山岩溶岩と火砕物からなり,山麓には多数の泥流堆積物からなる広大な扇状地発達。北島の最高峰(2,797m)であり,山頂部には数個の火口が存在する。現在活動的なのは火口湖であるクレーターレーク。山体上部には氷河が存在するが,火口湖は常に温かい。1861年以降多くの噴火があるが,1945年の噴火が最大規模であり,火口湖が干上がり,溶岩ドームが出現した。69・75・95年の噴火も規模が大きく,大規模な泥流が発生した。最新の噴火は2007年9月。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルアペフ火山」の意味・わかりやすい解説

ルアペフ火山
るあぺふかざん
Ruapehu Volcano

ニュージーランド北島中部、トンガリロ火山群の南端にある活火山。標高2797メートルで同島の最高峰。安山岩質の成層火山で、1861年を皮切りに約50回の噴火記録がある。山頂の火口湖で噴火し、1945~46年には溶岩円頂丘(溶岩ドーム)が新しく生じた。51年には冬期の噴火で大泥流が発生して進行中の列車を襲い、死者約150人を出した。69年にも大泥流発生。75年、87年にも小爆発し、96年以降も火口湖で噴火し、マグマ水蒸気爆発を繰り返している。トンガリロ国立公園に属する観光地で、冬もスキー客でにぎわう。

諏訪 彰・中田節也]

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