ニュージーランド北島のほぼ中央部,タウポ湖の南にある同国の代表的な国立公園。面積約700km2。開析の進んだルアペフ山(標高2797m。北島最高峰),典型的な円錐形をしたヌガウルホエ(ナウラホイ)山(2291m。北島第3),ほぼ火口のみのトンガリロ山(1968m)と,山容の異なる三つの火山が南から北に並んでいる。このうちヌガウルホエ山は活火山で,噴煙を上げている。観光拠点はルアペフ山のシャトー・トンガリロである。冬はスキー場となる。1887年にこれら三つの火山がマオリ族の指導者からニュージーランド政府に寄付され,それを中心に94年に同国最初の国立公園となった。
執筆者:谷内 達
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
1894年、ニュージーランドで最初に指定された国立公園。北島中央部の火山地域に位置する。トンガリロ火山(1968メートル)、ナルホエ火山(2291メートル)、ルアペフ火山(2797メートル)の三つの活火山からなる。面積7万8651ヘクタール。最北のトンガリロ火山は更新世(洪積世)初期に活動を開始し、山頂に多くの噴火口をもつ。ルアペフ火山は冬季にスキーでにぎわう。この国立公園は世界遺産の複合遺産(文化、自然の両方の価値がある遺産)として登録されている(世界複合遺産)。
[浅黄谷剛寛]
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