日本大百科全書(ニッポニカ) 「トンガリロ国立公園」の意味・わかりやすい解説 トンガリロ国立公園とんがりろこくりつこうえんTongariro National Park 1894年、ニュージーランドで最初に指定された国立公園。北島中央部の火山地域に位置する。トンガリロ火山(1968メートル)、ナルホエ火山(2291メートル)、ルアペフ火山(2797メートル)の三つの活火山からなる。面積7万8651ヘクタール。最北のトンガリロ火山は更新世(洪積世)初期に活動を開始し、山頂に多くの噴火口をもつ。ルアペフ火山は冬季にスキーでにぎわう。この国立公園は世界遺産の複合遺産(文化、自然の両方の価値がある遺産)として登録されている(世界複合遺産)。[浅黄谷剛寛] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トンガリロ国立公園」の意味・わかりやすい解説 トンガリロ国立公園トンガリロこくりつこうえんTongariro National Park ニュージーランド,ノース島中央部にある公園。面積 701km2。 1894年指定。タウポ火山帯にあり,火山が中心で,湖,温泉も多く,スキーもできる。ルアペフ山 (2797m) ,ヌゴルー山 (2290m) ,トンガリロ山 (1968m) がある。先住民マオリ族の聖地。 1990年世界遺産の自然遺産に,1993年には文化遺産にも登録された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報