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レトロゾール れとろぞーる

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知恵蔵の解説

レトロゾール

閉経後乳がんの治療薬。閉経後乳がんの治療には、エストロゲン(女性ホルモン)の作用を抑制する、いわゆるホルモン療法が有用である。具体的には、エストロゲンの作用に直接拮抗する薬剤や、体内でのエストロゲンの生合成を抑制する薬剤が使用される。レトロゾール(商品名「フェマーラ」)は後者に属し、体内でのエストロゲンの生合成において重要なアロマターゼ呼ばれる酵素を強力に阻害することで、腫瘍を縮退させる。ホルモン拮抗作用があるため、妊婦や授乳婦への投与はできない。また、薬物相互作用(薬の飲み合わせ)にも注意が必要な薬剤である。主な副作用に、血栓症や血液障害などが知られている。

(澤田康文 東京大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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