レンサ球菌(読み)レンサきゅうきん(その他表記)Streptococcus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レンサ球菌」の意味・わかりやすい解説

レンサ球菌
レンサきゅうきん
Streptococcus

ストレプトコッカス科の1属。直径2μm以下の球状または楕円状のグラム陽性球菌で,通性嫌気性であるが,嫌気性の強いものもある。中等大の球菌がじゅず状に長い連鎖を形成するのでこの名がある。 20以上の菌種が知られ,自然界では水や牛乳などに存在し,健常人の口腔気管,腸管,腟などからも検出される。病原性のあるものもいくつかあって,化膿丹毒,扁桃炎,猩紅熱気管支肺炎産褥熱などの原因となる化膿レンサ球菌 Streptococcus pyogenes大葉性肺炎を起す肺炎球菌 S. pneumoniaeが含まれる。この菌群の分類は血清学的にAからU (IとJを欠く) の 19群に分けられ,このなかで主としてヒトの疾患と関係があるのはA,C,FおよびG群である。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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