コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

丹毒 たんどく erysipelas

翻訳|erysipelas

8件 の用語解説(丹毒の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

丹毒
たんどく
erysipelas

突然,悪寒発熱を伴って境界鮮明な浮腫性の紅斑が皮膚に発生する疾患。皮膚が発赤することから,この病名がある。病変は周辺部に向って拡大し,ときに皮表に水疱,膿疱,小壊死巣が生じる。蜂窩織炎との区別がむずかしいことが多い。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

たん‐どく【丹毒】

皮膚の外傷などから連鎖状球菌が感染して起こる真皮の炎症。顔や手足に多く、境界のはっきりした赤い腫(は)れができ、熱感や痛みを伴う。ペニシリンが有効。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

丹毒【たんどく】

溶血性連鎖球菌が,皮膚または粘膜移行部の小創より侵入して起こる急性伝染性疾患。局所に境界明瞭な発赤・腫脹(しゅちょう)を生じ,疼痛(とうつう)がある。悪寒(おかん)・戦慄(せんりつ),頭痛,全身違和感などを伴い,顔面,頭部,手足とくに大腿部,陰部,臍(さい),口腔粘膜などに好発する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

丹毒

 聖アントニー熱,連鎖球菌蜂巣織炎ともいう.連鎖球菌による真皮もしくは粘膜固有層に生じる化膿性炎症で,浮腫をともなう.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

家庭医学館の解説

たんどく【丹毒 Erysipelas】

[どんな病気か]
 蜂巣炎(ほうそうえん)とよく似た病気ですが、病変の場所がもう少し浅く、皮膚と皮下脂肪(ひかしぼう)組織の境界あたりに急速に広がります。赤い病変がまるで「油を流した」ように拡大します。
 拡大するその最前線は線を引いたように明瞭(めいりょう)で、痛み、発熱、頭痛、全身倦怠感(ぜんしんけんたいかん)もあります。化膿(かのう)レンサ球菌きゅうきん)の感染によるものが典型です。
 治療は、安静にして抗生物質ペニシリン系)を内服します。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

世界大百科事典 第2版の解説

たんどく【丹毒 erysipelas】

化膿性連鎖球菌,ときにブドウ球菌,肺炎菌などの感染によって起こる,皮膚または粘膜表層の急性炎症病原菌はおもに傷口から侵入し,15~60時間の潜伏期を経て発症する。好発部位は,頭部,顔面のほか,下腿や外陰部など外傷を受けやすい部分の皮膚,鼻,口腔内の粘膜などである。突然,悪寒・戦慄を伴った高熱で発症し,同時に皮膚が発赤し腫張する。皮膚の発赤は境界が鮮明な鮮紅色で,灼熱感と圧痛がある。腫張は軽いが,充実性で,ときとしてその表面は水疱を形成したり,かさぶたとなったり,壊疽(えそ)になったりする。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

たんどく【丹毒】

皮膚の外傷部分から主に連鎖球菌が侵入して起こる急性の炎症。皮膚に境界の鮮明な痛みの強い赤斑ができ、高熱を伴う。顔や手足に好発。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

丹毒
たんどく

化膿(かのう)菌の一つである連鎖球菌が皮膚に感染し真皮内に化膿性炎症をおこした疾患。小外傷、熱傷、湿疹(しっしん)などが細菌の侵入門戸となる。顔と手足に好発し、悪寒、発熱を伴って皮膚に境界のはっきりした発赤と腫(は)れが生じ、触れると硬く、灼熱(しゃくねつ)感と圧痛があり、リンパ節も腫れて痛む。病変は高熱とともに周囲に拡大する。粘膜の侵されたものや小児、高齢者に生じた場合は重症である。治療は、安静にし、抗生物質の全身投与を行い、病変部には湿布を行う。[野波英一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

丹毒の関連キーワードオレアンドマイシンアクリノール化膿菌葡萄球菌・ブドウ球菌溶血性連鎖球菌溶血素黄色葡萄球菌肺炎連鎖球菌葡萄球菌ブドウ球菌(葡萄球菌)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone