ロカテリ(英語表記)Pietro Locatelli

世界大百科事典 第2版の解説

ロカテリ【Pietro Locatelli】

1695‐1764
バロック期イタリアのバイオリン奏者で作曲家。若い頃,ローマで晩年のコレリにバイオリンを習ったと伝えられる。のちにアムステルダムで活躍し,多数の教会ソナタ,コンチェルト・グロッソ,バイオリン協奏曲などを作曲。《バイオリン奏法》(1733)に含まれる高度な演奏技術を要するとともに音楽性豊かなカプリッチョは,古典派以後の近代バイオリン協奏曲のカデンツァを予感させる。代表作は《12曲のバイオリン・ソナタ》(作品6。

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世界大百科事典内のロカテリの言及

【バイオリン】より

…その後の世代にビバルディの様式は協奏曲の典型と見なされ,J.S.バッハ,ヘンデル,テレマンはその影響のもとに多数の協奏曲を書いている。他方,高度の技巧の追求も行われ,バイオリンの多声的な可能性の極限を示したJ.S.バッハの《無伴奏ソナタとパルティータ》(1720)や,《24のカプリッチョ》を含むロカテリの《バイオリンの技法》(作品3。1733),タルティーニのソナタ(通称《悪魔のトリル》が有名)などが生み出された。…

※「ロカテリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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