コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ロスタム ロスタム Rustam

2件 の用語解説(ロスタムの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロスタム
ロスタム
Rustam

イランの伝説的英雄。その武勇伝はフィルダウシーの『シャー・ナーメ (王書) 』の中心的部分をなす。それによると,ロスタムはシースターン北部のザーブリスターン地方の領主サームの子ザールとルーダーベの間に生れ,カヤーニー朝のカイ・クバード,カイ・カーウース,カイ・ホスローの3代に仕えて幾多の武勲をあげた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ロスタム【Rostam】

ペルシア文学の建国叙事詩シャー・ナーメ》における伝説上の英雄。ルスタムRustamとも呼ばれるイラン神話上の王朝であるカヤーニー朝に属する一門のなかでとくに武勇に秀でた救国の士。古来イラン南東のシースターン地方の伝説としてササン朝期にはすでにイラン民衆に知られ,さらにトルコインドパキスタン中央アジアにまで伝えられた。ロスタム一門はこの地に遊牧したサカ族であるなどと論議の的になったこともある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のロスタムの言及

【シャー・ナーメ】より

…単なる王者の治世記録ではなく,史料的価値は乏しく,文学作品として優れ,ペルシア文学最高傑作の一つに数えられる。勇者ロスタムの活躍をはじめ,多くの武勇伝,ロマンス,悲劇に満ち,宿命論が作品の基調をなし,この書を読むことはイラン人の義務とさえいわれ,最大の文化遺産とされている。【黒柳 恒男】
[美術表現]
 この物語に基づく絵画的表現の最も古い例としては,後に他の物語と共に《シャー・ナーメ》に集成されたと考えられるロスタムにまつわる物語の描写があり,ペンジケント出土のソグド時代の壁画(7~8世紀)に描かれている。…

【腹】より

…これをまねてか,《神仙伝》は老子が胎内に72年(《芸文類聚》では81年)いた後に,母の左わき腹から生まれたとする説を述べている。また《シャー・ナーメ(王書)》によれば,イランの英雄ロスタムもブドウ酒で体が麻痺した母ルーダーベの右わき腹から生まれた。ローマのカエサルも母アウレリアのわき腹から生まれたとスエトニウスの《皇帝伝》にあり,大プリニウスもカエサルは母の腹を“切ってcaedere”生まれたからCaesarという名なのだと説明している(《博物誌》第7巻)。…

※「ロスタム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ロスタムの関連キーワードダキーキーフィルダウシーペルシア文学ハルシャペルシア猫ペルシアンペルシャ行進曲シャー・ナーメハムサ《ペルシア文学史》

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ロスタムの関連情報