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ロボカップ ろぼかっぷ RoboCup

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知恵蔵2015の解説

ロボカップ

完全に自律型のヒューマノイドによるロボットサッカーチームをつくり、2050年までに人間の世界チャンピオンチームに勝利する、との目標を掲げてロボットの技術革新を促そうという国際プロジェクト。1995年、科学技術振興事業団北野共生システムプロジェクトの北野宏明大阪大学大学院教授の浅田稔ら、日本の研究者の呼びかけによりスタートした。The RoboCup Federation(本部スイス)の主催で毎年1回の世界大会を始めとする各種大会を世界各地で開催し、技術の向上を図っている。06年大会は6月にドイツブレーメンで開催。ロボカップから派生したプロジェクトとして、災害救助ロボットの開発促進を目指すロボカップ・レスキュー次世代の技術の担い手を育てるロボカップ・ジュニアなどが行われている。

(築地達郎 龍谷大学准教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロボカップ
ろぼかっぷ
RoboCup

人工知能をもち、自律移動するロボットによる国際競技会。毎年1回、世界30か国以上から出場者が集まって開かれる。競技は以下の3種目がある。(1)ロボカップサッカー ロボカップの主要種目で、自律型ロボットがチームを組み、相手チームとサッカーの勝敗を競う、(2)ロボカップレスキュー 災害救助活動の早さや正確さを競い合う。1995年(平成7)の阪神・淡路大震災がきっかけとなり、2001年(平成13)の大会から正式種目、(3)ロボカップ@(アット)ホーム 日常生活の場面で人間とロボットの共同作業を競う種目。さらに次世代のロボカップの担い手を育てる目的で、18歳以下の出場者によるロボカップジュニア部門(サッカーチャレンジ、ダンスチャレンジ、レスキューチャレンジ)もある。これらの競技会とともに、ロボット工学や人工知能などの研究成果を発表するシンポジウムが開催される。事務局はスイスのロボカップ国際委員会The RoboCup Federationで、日本事務局は特定非営利活動法人ロボカップ日本委員会が務める。日本では5月のゴールデンウィークごろに国内大会が開かれ、6~7月に開かれる世界大会への出場者を選出している。
 第1回世界大会は、科学者の北野宏明(ひろあき)(1961― )や工学者の浅田稔(みのる)(1953― )など日本の研究者が呼びかけ、1997年に名古屋で開かれた。人間のサッカーのワールドカップ優勝チームと自律型ロボットの代表チームが対戦するゲームで、2050年までにロボットのチームが人間のチームに勝利することを当初からの目標としている。そのため、多くの関連技術の研究成果は広く公開され、大会に参加した研究者同士が刺激しあって、技術革新を促す場とすることを目ざしている。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内のロボカップの言及

【ロボティクス】より

…いやしくも,時を同じくして長くAIの標準問題であった〈コンピューター・チェス〉が,人間の世界チャンピオンを破ったことで,その役割を終えた。これに代わり,新たな標準課題としてロボットでサッカー競技を目指す〈ロボカップ〉がソニーの北野宏明(1958- ),大阪大学の浅田稔(1953- )らによって提案され,世界中の多くの研究者が参加している。ロボカップは,最先端の研究成果を競う大会であるが,ロボットによる競技会,いわゆるロボコン(ロボット・コンテストの略)は,教育目的が主である。…

※「ロボカップ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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