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ロンギヌス Longinus

世界大百科事典 第2版の解説

ロンギヌス【Longinus】

キリスト教伝説に語られるローマの百卒長,殉教者。イエスが十字架にかけられたとき,そのわき腹を槍で刺した人物として知られる。ヤコブス・デ・ウォラギネ《黄金伝説》(13世紀)によれば,刺した瞬間に起こった天変地異を見て回心し,さらに槍を伝って落ちてきたイエスの血により弱っていた視力を回復したのち,カッパドキアカエサレアで宣教に専心,同地で捕らえられ偶像崇拝を拒否して斬首されたという。伝説ではイエスを刺した槍は,のちコンスタンティヌス1世の母ヘレナによって聖十字架,聖釘とともに発見され,6世紀以降のロンギヌス崇敬と結びつきさまざまの〈聖槍Holy Lance〉伝説を生むことになる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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