ローズウッド(英語表記)Delbergia nigra; rose wood

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ローズウッド
Delbergia nigra; rose wood

マメ科の常緑高木で,ブラジル原産。は高さ約 20m,葉は複葉で互生する。円錐花序に蝶形花をつける。心材多角形をなし,樹が生長するにつれてこの部分は空洞となる。したがって材は半円形の形で取扱われる。材の形が不定なため重量で取引され,材の色の濃さで価値が決る。赤褐色の材には黒い樹脂層があり,磨くと美しいつやを出す。家具材,ピアノ材に用いられる。ほかにインドのブラックローズウッド D. latifolia,タイやインドシナ産の D. cochinchinensis,アフリカローズウッド Pterocarpus erinaceusなどがあり,これらは広い意味でのシタン類に入るが,本来のシタン (紫檀)は東南アジア産の近縁種 Pterocarpus santalinusである。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ローズ‐ウッド

〘名〙 (rosewood) 植物「したん(紫檀)」の英語名。〔万国新語大辞典(1935)〕

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世界大百科事典内のローズウッドの言及

【シタン(紫檀)】より

…近年は本種が多いと思われる。世界的にみるとツルサイカチ属にはこのほかにも美麗な心材をもつものがあり,一般にローズウッドrosewoodの名で知られるが,それは材にかすかながらバラの花に似た芳香を有するためである。中でもブラジル南東部のD.nigra Fr.Allem.(英名Brazilian rosewood,palisander)は黒色と暗橙褐色が縞状または斑状にまざった美しい心材をもち,最高級の装飾材として定評がある。…

※「ローズウッド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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