ロードレース世界選手権(読み)ロードレースせかいせんしゅけん(英語表記)World Road Race Championship

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロードレース世界選手権」の意味・わかりやすい解説

ロードレース世界選手権
ロードレースせかいせんしゅけん

国際モーターサイクリズム連盟 FIMが主催するオートバイのロードレース世界選手権シリーズ。MotoGPの愛称で知られる。世界各国を転戦し,年間 16戦程度開催される。ポイント制でシリーズチャンピオンを決定する。2002年から最高峰クラスが従来の 500ccクラスから,500ccの 2ストロークと 990ccまでの 4ストロークのマシンが混走する MotoGPクラスに改められた。ほかに 250ccクラスと 125ccクラスがある。日本では 1963年から 3年間三重県の鈴鹿サーキットで,1966,1967年には静岡県の富士スピードウェイで開催。その後,1987年から再び開催されるようになり,栃木県のツインリンクもてぎも開催地に加わった。

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知恵蔵 「ロードレース世界選手権」の解説

ロードレース世界選手権

各メーカーが技術の粋を集めたマシンで争う二輪レースの最高峰に位置するシリーズ。1949年開始。500〜990ccのMoto GP、250cc、125ccの3クラスに分かれている。2001年までは通称ワールドグランプリ(WGP)といわれていたが、500ccのレギュレーション(規定)が変わり、4ストロークの排気量が990ccまで認められるMoto GPクラスとなった。2006年は17戦行われるシリーズで、世界各国を回り総合ポイントで、ライダーとメーカーの年間チャンピオンを決める。87年からは毎年、鈴鹿サーキットでも日本GPが開催されるようになったが、04年はコース改修工事の協議が必要となり休止。それ以降はツインリンクもてぎ(栃木)で日本GPが開催されている。

(折山淑美 スポーツライター / 2007年)

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