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ロールシャハ・テスト Rorschach test

翻訳|Rorschach test

世界大百科事典 第2版の解説

ロールシャハ・テスト【Rorschach test】

スイスの精神科医ロールシャハHermann Rorschach(1884‐1922)が1921年に発表した投影法の人格検査の一つ。よき援助者オーバーホルツァーE.Oberholzerの努力により最初に英語に翻訳され(1924),レビD.Levyによりアメリカに伝えられて,ベックS.J.Beckその他のアメリカの学者により理論的に展開され,ベック法,クロッパー法は二大教本として世界に普及,このテストは今日では投影法人格検査の代名詞になっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のロールシャハ・テストの言及

【人格検査】より

…人間は投影(投射)という自我防衛機制をもっているので,あいまいな刺激の提示により,その人の要求や葛藤を把握し人格の理解に迫ることが可能になる。これが投影法であり,(1)視覚刺激法によるTATロールシャハ・テスト,(2)言語刺激法による文章完成法,言語連想法,(3)表現活動による描画法,P‐Fスタディ,モザイク・テストなどがある。投影によらないものは客観的テストといわれ,統計的な標準化がその基準として理論を支えており,以下のようなものがある。…

【心理検査】より

…人格検査は人格研究の方法として発展したものであるが,今日みるような検査方法は力動的な人格論が台頭したことによるもので,日本では第2次大戦後,主としてアメリカよりの投影法の実験的・臨床的な知識の導入により教育,臨床,産業の分野において普及した。投影法の代表としてロールシャハ・テスト,TATがあげられ,前者は被験者の年齢,文化をこえて国際的に用いることが可能であるが,技法の習得,教育訓練に時間がかかるので,時代や経済状況によって消長がある。また投影法によらないものでは,コンピューター技術の導入により施行が簡便なので質問紙法が隆盛になったが,使用目的や対象者の質による制限がある。…

【デカルコマニー】より

…岩や花,水,雪,溶岩などを思わせるイメージがあらわれ,その後,多くのシュルレアリストたちによって使われ,機関誌《ミノトール》8号にその集大成が発表された。人格検査法のロールシャハ・テストでは,紙を二つ折りにして開き,対称的なイメージを作る点で少しちがうが,意識下の連想を刺激する面では似通っている。デカルコマニーを油絵の中に積極的にとり入れたのはM.エルンストで,第2次大戦中にアメリカで制作された密林のようなイメージの大作が有名である。…

※「ロールシャハ・テスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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