百科事典マイペディア 「ワールブルク学派」の意味・わかりやすい解説 ワールブルク学派【ワールブルクがくは】 ハンブルクのワールブルク文庫(A.ワールブルクの私設図書館)およびロンドンのウォーバーグ(ワールブルクの英語読み。1934年以降)研究所の周囲に形成された学派。A.ワールブルクの独自の〈文化科学〉の構想に共鳴する多様な学者が集った。イコノロジーは同学派によって発展をみたが,出発点から美術史に限定されない広範な領域――古代学,東洋学,思想史,科学史など――を包摂していたことが特筆される。主要な研究者は以下の通り。ハンブルク時代――カッシーラー,パノフスキー,リッター,ライツェンシュタイン,リーベシュッツ,ウィラモーウィツ・メレンドルフ,ザクスル,ウィント,クリバンスキー。ロンドン時代――ゴンブリッチ,ウィトカウアー,フランクフォート,ヒンクス,プラーツ,セズネック,A.ブラント,F.A.イェーツ,ウォーカー,バクサンドール,スクリーチ。→関連項目ギンズブルグ|シャステル|バルトルシャイティス 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by