ヴィダル

百科事典マイペディア 「ヴィダル」の意味・わかりやすい解説

ヴィダル

アメリカの小説家,劇作家ニューヨーク州生まれ。1948年に発表した同性愛をテーマにした《都市と柱》が国際的な論争を巻き起こし,一躍有名となり,以後の作品は米国よりも英国を中心にヨーロッパ批評家に評価されることになる。1968年の《マイラ》は,演劇学校を舞台として性転換者のヒロインが語る手記という形式の,アメリカン・カルチュアーを痛烈に風刺する作品で,アメリカでも大ベストセラーとなった。その後,アメリカ史をテーマにした連作七部作(《アーロン・バアの生涯》など)を発表,さらに古代世界を舞台に,さまざまな思想宗教を駆け巡る長編小説クリエーション》などを発表。挑発的でアナーキーな政治的言動とあいまってカルト的な人気の作家となった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

367日誕生日大事典 「ヴィダル」の解説

ヴィダル

生年月日:1862年3月9日
フランスの医師,細菌学者
1929年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android