20世紀西洋人名事典 の解説
ヴェルネル・テオドール・オットー フォルスマン
Werner Theodor Otto Forssmann
1904.8.29 - 1979.6.1
ドイツの外科医。
元・デュッセルドルフの福音病院外科部長。
ベルリン生まれ。
大学卒業後ベルリンその他の病院で外科医を勤め、’58年デュッセルドルフの福音病院外科部長となる。その間心臓カニューレ法を開発、心臓内の血液試料を採取する心臓カテーテル法を考案し’41年リチャーズ、クールナンが臨床研究に応用して脚光を浴び、’56年ノーベル医学生理学賞受賞。さらに心臓血管撮影法の実験を行い、犬の心臓を造影剤をもちいて放射線学的に写し出すことに成功。’61年ドイツ科学アカデミーからライプニッツメダルを贈られ、’62年来ドイツ外科学会の理事。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報