一ノ堰B遺跡(読み)いちのせきBいせき

日本歴史地名大系 「一ノ堰B遺跡」の解説

一ノ堰B遺跡
いちのせきBいせき

[現在地名]会津若松市門田町一ノ堰

阿賀川が形成した低位段丘の突端部、標高約二三〇メートルにある。昭和六二年(一九八七)発掘調査され、直径二〇メートルの範囲に弥生時代中期後半の土壙墓一一二基が検出され、東北地方では該期の最大の墓群である。土壙墓は長方形または長楕円形を呈し、大型で長さ約一八〇センチ、中型で一三〇センチ、小型で八〇センチを測る。土壙内には完形の土器や管玉・勾玉が副葬され、さらに破砕した土器が覆っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 ピット 墓標 墓域

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む