一仏世界(読み)イチブツセカイ

デジタル大辞泉 「一仏世界」の意味・読み・例文・類語

いちぶつ‐せかい【一仏世界】

仏語。一体の仏が衆生を導いて悟りに入らせる、その仏の領域。一仏国土。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一仏世界」の意味・読み・例文・類語

いちぶつ‐せかい【一仏世界】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] eka-buddha-kṣetra の訳語 ) 仏語。一体の仏が衆生を導いて、さとりに入らせる、その教化の領域。一仏土
    1. [初出の実例]「東西南北の御堂御堂、経蔵、鐘楼まで影写りて、一仏世界と見えたり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)音楽)
    2. [その他の文献]〔大智度論‐六二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android