一字題(読み)イチジダイ

デジタル大辞泉 「一字題」の意味・読み・例文・類語

いちじ‐だい【一字題】

和歌連歌俳諧などの題で、漢字1字のもの。雪・月・花などの類。
雑俳の一。漢字1字を前句の題として17字の句を付けるもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一字題」の意味・読み・例文・類語

いちじ‐だい【一字題】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 和歌などの題が、月、雪、花のように漢字一字で成っているもの。いちもじだい。
    1. [初出の実例]「題をわかち候事、一字題をばいくたびも下句にあらはすべきにて候」(出典:毎月抄(1219))
  3. 雑俳の種目の一つ。泣、笑など漢字一字を前句題として付句するもの。また、一口題の物づくしや、漢字一字を句頭に置く冠題をいうこともある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android