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一対比較法 いっついひかくほうmethod of paired comparisons

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

一対比較法
いっついひかくほう
method of paired comparisons

精神物理学的測定法の一種。被験者刺激を2つずつ組にして提示し,感覚的印象の大小や好嫌などについて評定あるいは選択させ,刺激の主観的価値を計量化する方法。人間の感覚的判断以外に計測法がないような分野において官能検査法の一つとして重用されている。比較の基礎として偶然的な変動をする感覚量が存在すると仮定し,L.L.サーストンの比較判断の法則などが適用される。刺激提示の時間,順序,組合せ方によって判断にバイアスがかかるので,実験計画法や尺度値の計算法にいろいろの考案がなされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の一対比較法の言及

【多次元尺度構成法】より

… 一般に,心理的事象の研究では,対象の差異を既存の計測手段で計量できない場合が多い。尺度構成とは,このようなときに,なんらかの合理的な手続きにより,着目する特徴の強弱に応じた数量を各対象に付与することで,古くから評定法や一対比較法など,一次元の尺度構成のための多くの技法が使われてきた。評定法は,評定段階――強弱・優劣の程度を表す数値段階(5,4,3,2,1,など)または副詞カテゴリー(かなり強い,やや強い,……,など)――を用いて,多くの人が個々の対象を評定し,その平均を用いるなどして各対象の尺度値を定める。…

※「一対比較法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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