一弾指(読み)イチダンシ

精選版 日本国語大辞典 「一弾指」の意味・読み・例文・類語

いち‐だんし【一弾指】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いちたんじ」「いったんじ」とも ) 仏語。指を一度はじくこと。転じて、一度指をはじくほどのきわめて短い時間。瞬間。一弾指頃(しきょう)。いったんじ。
    1. [初出の実例]「一弾指のあひだに、六十五の刹那生滅す」(出典:正法眼蔵(1231‐53)出家功徳)
    2. 「明治の四十年を〈略〉ずっと遠くから見ると一弾指の間に過ぎん」(出典:野分(1907)〈夏目漱石〉一一)
    3. [その他の文献]〔順正理論‐三一〕

いっ‐たんじ【一弾指】

  1. 〘 名詞 〙いちだんし(一弾指)日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む