精選版 日本国語大辞典 「一弾指」の意味・読み・例文・類語 いち‐だんし【一弾指】 〘 名詞 〙 ( 「いちたんじ」「いったんじ」とも ) 仏語。指を一度はじくこと。転じて、一度指をはじくほどのきわめて短い時間。瞬間。一弾指頃(しきょう)。いったんじ。[初出の実例]「一弾指のあひだに、六十五の刹那生滅す」(出典:正法眼蔵(1231‐53)出家功徳)「明治の四十年を〈略〉ずっと遠くから見ると一弾指の間に過ぎん」(出典:野分(1907)〈夏目漱石〉一一)[その他の文献]〔順正理論‐三一〕 いっ‐たんじ【一弾指】 〘 名詞 〙 =いちだんし(一弾指)〔日葡辞書(1603‐04)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例