一念十念(読み)いちねんじゅうねん

精選版 日本国語大辞典 「一念十念」の意味・読み・例文・類語

いちねん‐じゅうねん‥ジフネン【一念十念】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「念」は浄土教では善導以後、特に、仏名を唱えることの意 ) 仏語一度称名念仏でも一〇度のそれでも、度数に関係なく、等しく極楽浄土に往生できるという浄土宗での教え。
    1. [初出の実例]「一念十念をもて決定往生の業として」(出典:法然消息文(1212頃)答九条殿下問書)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む