最新 地学事典 「一戸深成岩体」の解説
いちのへしんせいがんたい
一戸深成岩体
Ichinohe plutonic complex
北上山地北西部の岩手県二戸郡一戸町北方,馬淵(まべち)川流域の南北2km東西1.5kmの狭い範囲に分布。葛巻‒釜石帯の堆積岩類を貫き,大部分は新第三系・第四系に覆われる。岩体の北半分には,直方輝石かんらん石黒雲母単斜輝石モンゾニ岩~モンゾ斑れい岩および直方輝石黒雲母単斜輝石モンゾニ岩~斑れい岩などの優黒質なモンゾニ岩類が分布。肉眼でアルカリ長石が青色の真珠光沢を示すことが特徴。石英モンゾニ岩のジルコンU-Pb年代は124Ma。鳥越塩基性岩は,一戸深成岩体のうちの苦鉄質な部分の旧称。参考文献:土谷信高ほか(2015)岩石鉱物科学,Vol. 44:69
執筆者:土谷 信高
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

