同源放出物(読み)どうげんほうしゅつぶつ(その他表記)cognate ejecta

岩石学辞典 「同源放出物」の解説

同源放出物

火山砕屑岩に用いられる語で,火山性の物質が,(1) 直接火口からでたマグマ爆発で破砕されたもの.これは本質的(essential)といわれる.(2) 同じ火口あるいは円頂丘が発達する早期に形成された熔岩または火山砕屑物に由来するもの,これは類質(accessory)といわれる.(3) 粗粒結晶質岩石で成因的に火山の熔岩に関係するもの,これは深成同源(plutonic cognate)または準火山性(subvolcanic)といわれる[Blyth : 1940].ラテン語cognatusは関係したという意味.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android