一文惜の百損(読み)いちもんおしみのひゃくぞん

精選版 日本国語大辞典 「一文惜の百損」の意味・読み・例文・類語

いちもんおしみ【一文惜】 の=百損(ひゃくぞん)[=百知(ひゃくし)らず]

  1. さしあたってのわずかな金銭を惜しんで、将来の大きな利益をとりそこなうこと。また、目先のわずかな金銭を惜しむあまり、あとで大損をすることに気づかないこと。一文惜しみの百成り瓢箪やみじゃ。
    1. [初出の実例]「一文(いちモン)しみの百しらずとぞ笑ひしは、知恵浅瀬を渡る下々が心ぞかし」(出典浮世草子武家義理物語(1688)一)

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