一文惜の百損(読み)いちもんおしみのひゃくぞん

精選版 日本国語大辞典 「一文惜の百損」の意味・読み・例文・類語

いちもんおしみ【一文惜】 の=百損(ひゃくぞん)[=百知(ひゃくし)らず]

  1. さしあたってのわずかな金銭を惜しんで、将来の大きな利益をとりそこなうこと。また、目先のわずかな金銭を惜しむあまり、あとで大損をすることに気づかないこと。一文惜しみの百成り瓢箪やみじゃ。
    1. [初出の実例]「一文(いちモン)しみの百しらずとぞ笑ひしは、知恵浅瀬を渡る下々が心ぞかし」(出典浮世草子武家義理物語(1688)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出 一文

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android