精選版 日本国語大辞典 「一文惜の百損」の意味・読み・例文・類語 いちもんおしみ【一文惜】 の=百損(ひゃくぞん)[=百知(ひゃくし)らず] さしあたってのわずかな金銭を惜しんで、将来の大きな利益をとりそこなうこと。また、目先のわずかな金銭を惜しむあまり、あとで大損をすることに気づかないこと。一文惜しみの百成り瓢箪やみじゃ。[初出の実例]「一文(いちモン)をしみの百しらずとぞ笑ひしは、知恵の浅瀬を渡る下々が心ぞかし」(出典:浮世草子・武家義理物語(1688)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例