大損(読み)オオゾン

デジタル大辞泉 「大損」の意味・読み・例文・類語

おお‐ぞん〔おほ‐〕【大損】

[名](スル)大きく利益を失うこと。大きな損害。「株の信用取引大損する」

だい‐そん【大損】

《「たいそん」とも》大きな損失や損害。おおぞん。

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精選版 日本国語大辞典 「大損」の意味・読み・例文・類語

たい‐そん【大損】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「だいそん」とも ) 大きな損害。大きな損失。おおぞん。
    1. [初出の実例]「恥ある侍二人失ひ、鎌倉殿に大損(ソン)とらせ奉らん」(出典源平盛衰記(14C前)三四)
    2. 「中道の利を計り彼に大損(タイソン)なく我に小利を放るるをもって」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一一)
    3. [その他の文献]〔魏書‐皮豹子伝〕

おお‐ぞんおほ‥【大損】

  1. 〘 名詞 〙 大きく利益を失うこと。大きな損害。大損失。⇔大儲(おおもうけ)
    1. [初出の実例]「惜しや包を替へられし、前後二日の大損(オホゾン)は、夜網半月引けばとて、なかなか報(うま)る事ではなし」(出典:人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)五)

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