精選版 日本国語大辞典 「一楽」の意味・読み・例文・類語 いち‐らく【一楽】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① 一つの楽しみ。〔日葡辞書(1603‐04)〕〔孟子‐尽心・上〕② =いちらくおり(一楽織)①[初出の実例]「一楽(ラク)のきせる筒を、尻の先へつき通し」(出典:滑稽本・人心覗機関後編(1848)中)③ =いちらくおり(一楽織)②[初出の実例]「一楽(イチラク)の御衣服(おめし)じだらくに」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉六)[ 2 ] 土屋一楽のこと。近世の籐細工師。号望籐軒。和泉国(大阪府)堺の根付師で、天明(一七八一‐八九)の頃、一楽編み(一楽織)を創出した。生没年未詳。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例