コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

一次遷移 いちじせんい

大辞林 第三版の解説

いちじせんい【一次遷移】

植物群落の遷移の一型。火山の熔岩ようがん流や新島、新しい湖沼などに初めて生物が移住し定着することから始まるものをいう。 → 二次遷移

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

デジタル大辞泉の解説

いちじ‐せんい【一次遷移】

植物群落の遷移において、種子や胞子などがまったく存在しない場所に侵入・定着すること。海底火山の噴火によって形成された直後の島や、溶岩流が冷えて固まった場所での遷移を指す。既存植生の一部が失われてできた場所への二次遷移と異なり、極相に至るまで長い時間を必要とする。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

世界大百科事典内の一次遷移の言及

【森林】より

…これを極相という。このように新しい土地に植物群落が成立し,安定した極相に至る過程を一次遷移primary successionという。また,遷移の進行とともに土壌腐植が増加するなど土壌の変化がおこり,成熟した土壌に変化する。…

【遷移】より

…クレメンツは群落を一つの有機体とみなし,誕生・生長・成熟・死亡といった循環をたどるものと考えた。遷移のはじめの条件によって,一次遷移と二次遷移,湿性遷移と乾性遷移などを区別し,遷移過程に出現する群落の変化の一連の系列を遷移系列sereと呼んだ。極相は気候によって決まるという単極相説を唱え,極相に向かう方向とは逆の退行遷移に否定的な立場をとった。…

※「一次遷移」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

一次遷移の関連キーワード植物群落始相熔岩

今日のキーワード

吝か

[形動][文][ナリ]1 (「…にやぶさかでない」の形で)…する努力を惜しまない。喜んで…する。「協力するに吝かではない」2 思い切りの悪いさま。「民衆も天才を認めることに―であるとは信じ難い」〈芥川...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android