一灯(読み)イットウ

精選版 日本国語大辞典 「一灯」の意味・読み・例文・類語

いっ‐とう【一灯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 灯明電灯など、一つの明かり。
    1. [初出の実例]「疎影横斜春不稀、就窓挑尽一燈微」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)三・点燈移梅影)
    2. [その他の文献]〔劉長卿‐遠公龕詩〕
  3. 一つの宗旨
    1. [初出の実例]「此やうな夜すがら、二祖も一灯を滅せられたぞ」(出典:寛永刊本江湖集鈔(1633)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android