一白(読み)イッパク

デジタル大辞泉 「一白」の意味・読み・例文・類語

いっ‐ぱく【一白】

九星の一。星では水星方角では北。
馬の1本の足の下端に白いまだらのあること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一白」の意味・読み・例文・類語

いっ‐ぱく【一白】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 陰陽道でいう九星(きゅうせい)の一つ。星では水星に、方角では北方に割りふる。方位配偶などでは、これに当たるものは吉とされる。
  3. 馬の一本の足先の毛に白いまだらのあること。また、その馬。
    1. [初出の実例]「河原毛にも色々有なり。〈略〉一つ白を一白といふなり」(出典:随筆・卯花園漫録(1809))
  4. 物や場所が全部白いこと。まっしろ。
    1. [初出の実例]「四山一白玉崢嶸、豈啻黄金百鎰賜」(出典:再北遊詩草(1825)小松城下似墨屏空翠暁山芝圃)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android