一粒選(読み)ひとつぶえり

精選版 日本国語大辞典 「一粒選」の意味・読み・例文・類語

ひとつぶ‐えり【一粒選】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一つずつ選び出すこと。また、その選び出した物。ひとつぶより。
  3. 多くの中からよりすぐること。精選すること。また、そのもの。ひとつぶより。えりぬき。
    1. [初出の実例]「七場所噂の一と粒撰(ヒトツブヱリ)」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)三)

ひとつぶ‐より【一粒選】

  1. 〘 名詞 〙ひとつぶえり(一粒選)
    1. [初出の実例]「身親類の首へ縄を附けさうな一粒選(ひとツブヨ)りの悪党なら」(出典:歌舞伎桜姫東文章(1817)大詰)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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