一粟(読み)いちぞく

精選版 日本国語大辞典 「一粟」の意味・読み・例文・類語

いち‐ぞく【一粟】

〘名〙 一つぶの粟(あわ)の実。転じてきわめて小さい物のたとえ。「大海の一粟」などと使う。
苦痛解脱(1903)〈綱島梁川〉「『死』の遍在力は、今や一粟(ソク)の有情物に、其の宇宙大の威力を集冲(しうちう)し来りて」 〔淮南子‐天文訓〕

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デジタル大辞泉 「一粟」の意味・読み・例文・類語

いち‐ぞく【一×粟】

一粒あわ。転じて、きわめて小さい物のたとえ。「大海の一粟

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