一般的人格権(読み)いっぱんてきじんかくけん(その他表記)Allgemeines Persönlichkeitsrecht

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一般的人格権」の意味・わかりやすい解説

一般的人格権
いっぱんてきじんかくけん
Allgemeines Persönlichkeitsrecht

氏名権,肖像権,プライバシー権などの個別的人格権が流出する源泉となる権利。ドイツ法において,判例学説により認められている。その根拠は人間の尊厳の不可侵性 (基本法1) および人格の自由な発展を求める権利 (基本法2) にあり,ドイツ民法 823条1項の意味における絶対権と解されている。一般的人格権の承認により,従来は明定されていなかった諸種の個別的な人格利益の保護が可能となった。その侵害に対しては,侵害者の故意,過失の有無にかかわらず,侵害排除の請求をすることができ,侵害されるおそれがあるときは不作為請求をすることが可能である。また,一般的人格権の侵害が不法行為要件を満たすときは,加害者に対し損害賠償の請求をすることができる。

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