一色進退(読み)いっしきしんだい

精選版 日本国語大辞典 「一色進退」の意味・読み・例文・類語

いっしき‐しんだい【一色進退・一式進退】

  1. 〘 名詞 〙 中世知行制において、ある特定所領一人進止(思うままに支配)すること。一向進止。
    1. [初出の実例]「可一色進退之地也」(出典政基公旅引付‐文亀二年(1502)九月一三日)
    2. 「御おんのつまに、めんずると、みののくに、十八かうりを、いっしきしんたい、そうまんどころを、きみのちゃうどのに、たまはるなり」(出典:説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android