一色進退(読み)いっしきしんだい

精選版 日本国語大辞典 「一色進退」の意味・読み・例文・類語

いっしき‐しんだい【一色進退・一式進退】

  1. 〘 名詞 〙 中世知行制において、ある特定所領一人進止(思うままに支配)すること。一向進止。
    1. [初出の実例]「可一色進退之地也」(出典政基公旅引付‐文亀二年(1502)九月一三日)
    2. 「御おんのつまに、めんずると、みののくに、十八かうりを、いっしきしんたい、そうまんどころを、きみのちゃうどのに、たまはるなり」(出典:説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む