一霞村(読み)ひとかすみむら

日本歴史地名大系 「一霞村」の解説

一霞村
ひとかすみむら

[現在地名]温海町一霞

温海川の中流左岸、温海岳の南東麓の山間に位置。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録によると高七九石余。寛永三年庄内高辻帳では高八〇石余。正保郷帳では田方七七石余・畑方二石余。弍郡詳記では免五ツ三分五厘。寛政八年(一七九六)の漆木数覚(温海文書)では二千三六八本を栽培。「松竹往来」「出羽国風土略記」ともに産物として温海蕪と記されているが、原産地は当村であった。当村産の種子を使用しないとよいものができないとされ、「あつみ蕪種弐合、右江戸表為御登ニ相成候間、新種出候ハ早速役所ヘ可被指出候」(寛政四年「覚」温海文書)と、種子を江戸藩邸に送っている記録がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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