丁雲鵬(読み)ていうんぽう(その他表記)Ding Yun-peng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「丁雲鵬」の意味・わかりやすい解説

丁雲鵬
ていうんぽう
Ding Yun-peng

[生]嘉靖26(1547)?
[没]崇禎1(1628)
明末の画家。字は南羽,号は聖華居士。休寧 (安徽省) の人。道釈画を得意とし,江南において当時の仏教界を指導した禅僧真可らと親交し,多くの仏画を制作したが,董其昌 (とうきしょう) ,莫是龍,米万鐘らとも交友があり,画域は幅広かった。画風は明末「奇想派」の一人にあげられるほど奇異であるが,人物画は後代に大きな影響を与えた。詩文にもすぐれ,著書に『丁南羽集』がある。代表作『玄扈出雲曉日図』 (14,クリーブランド美術館) ,『観音五像図巻』 (ネルソン美術館) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む