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道釈画 どうしゃくが dao-shi-hua

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

道釈画
どうしゃくが
dao-shi-hua

道教と仏教に関する人物画の総称。中国,秦・漢代にはみられず,魏・晋代に初めて行われ,唐代に隆盛となった。初めは山水画より優位におかれ,呉道子のように道釈人物画にすぐれたものが最高位におかれた。

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デジタル大辞泉の解説

どうしゃく‐が〔ダウシヤクグワ〕【道釈画】

道教や仏教に関係のある人物画。主に、神仙や仏教の羅漢・観音などを画題とする。日本では鎌倉・室町時代に盛行。道釈人物画。

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百科事典マイペディアの解説

道釈画【どうしゃくが】

中国絵画の一部門で,道釈(道教と仏教)関係の人物画をいう。唐末に始まり,鎌倉末以降の日本でも描かれた。水墨画形式が多く,出山釈迦維摩羅漢達磨(だるま),寒山拾得などが多く題材にされた。
→関連項目院体画蝦蟇鉄拐顔輝周文蒋子成赤脚子黙庵霊彩

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世界大百科事典 第2版の解説

どうしゃくが【道釈画 dào shì huà】

中国における道教および仏教に関する絵画の総称。神仏の造像が中心であるので一般の人物画と区別されるが,造形的には,共通する要素が多い。 中国の古代絵画で主導的であったのは道釈画の分野であった。勧善懲悪的な実用性もあり,宋代以降の鑑賞的な山水画に主導権をゆずるまで,絵画の中心的存在であり,多くの著名作家がここに集中している。六朝に顧愷之(こがいし),陸探微,張僧繇(ちようそうよう)らが道釈画家として輩出したのは,老荘思想や仏教の流行と呼応するが,彼らは同時に人物画の名手でもあった。

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大辞林 第三版の解説

どうしゃくが【道釈画】

東洋画の一部門。道教における仙人・天女や、仏教における諸仏・高僧などを画題としたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

道釈画
どうしゃくが

東洋絵画の画題の一つ。道教および仏教に関する人物画の総称で、道釈人物画ともいう。道教関係では、竹林(ちくりん)の七賢(しちけん)や商山四皓(しょうざんしこう)などの高士たちや、東方朔(とうぼうさく)、呂洞賓(りょどうひん)、琴高仙(きんこうせん)、張果老(ちょうかろう)、蝦蟇鉄拐(がまてっかい)などの伝説的仙人たち、仏教関係では、白衣観音(びゃくえかんのん)や羅漢(らかん)、達磨(だるま)をはじめ禅宗の祖師たち、寒山(かんざん)・拾得(じっとく)、布袋(ほてい)、蜆子和尚(けんすおしょう)などである。いずれも道に通じ、悟りを開いた人物として、どちらかといえば風貌(ふうぼう)怪異に描かれることが多い。その超現実的な世界の表現によって中国では画家の最高の目標とされ、五代の石恪(せきかく)、貫休(かんきゅう)や、宋(そう)代の梁楷(りょうかい)、元代の顔輝(がんき)など名手が輩出した。わが国でも禅宗の伝播(でんぱ)とともに鎌倉時代以降、この種の画題が盛んに描かれるようになり、多くの水墨画家の作品が残されている。代表作に、顔輝の『蝦蟇鉄拐図』(京都・知恩寺)、雪舟(せっしゅう)の『慧可断臂図(えかだんぴず)』(愛知・斉年寺(さいねんじ))、雪村(せっそん)の『呂洞賓図』(奈良・大和(やまと)文華館)などがある。[榊原 悟]

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