七ッ寺村(読み)ななつでらむら

日本歴史地名大系 「七ッ寺村」の解説

七ッ寺村
ななつでらむら

[現在地名]稲沢市七ッ寺町

東は中之庄なかのしよう村・堀田ほつた村に接し、南境を津島街道が通り、本郷北西にあり、低地隣村の悪水に悩まされていた(天保村絵図、徇行記)。天正一四年(一五八六)織田信雄が若山与三へ領知を宛行った黒印状写(雑志)に「尾州七寺郷百六十貫五百文」とみえ、若山与三の知行地であった(織田信雄分限帳)

概高三五二石余で、三三一石余は藩士九人の給知。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android