最新 地学事典 「七号地層」の解説
ななごうちそう
七号地層
Nanagochi Formation
東京低地の地下を構成する沖積層の下半部。上半部は有楽町層。基底礫層(網状河川堆積物)は“BG”と呼ばれる。寒冷な気候を示唆する泥炭質堆積物が礫層を覆うことが多い。続いて蛇行河川による互層状の砂泥質堆積物が主体を占める。上位の有楽町層との境界に河成堆積物(HBG)があるとの考え(遠藤邦彦ほか,1983)と,この境界を潮汐ラビンメント面とする考えがある(田辺ほか,2010など)。泥質部のN値は5~15であり,N値0〜3を典型とする有楽町層ほど軟弱ではない。年代は約2万~1.1万年前。七号地層の由来は,東京臨海地区の7号埋立地(江東区有明地区)で沖積層が二分されたことによる(青木ほか,1966)。
執筆者:遠藤 邦彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

