七慢(読み)しちまん

精選版 日本国語大辞典 「七慢」の意味・読み・例文・類語

しち‐まん【七慢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「慢」は慢心の意 ) 仏語。みずからをたのみ誇る煩悩七種に分けたもの。自分より同等かまたは劣った者に対して誇る慢を初めとして、過慢、慢過慢、我慢増上慢、下劣慢、邪慢総称
    1. [初出の実例]「仏教にも七慢の説あり。兎角自慢はさまざまありと見えたり」(出典:町人嚢(1692)二)
    2. 「自力の善は七慢九慢をはなれざるなり」(出典:一遍上人語録(1763)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む