七慢(読み)しちまん

精選版 日本国語大辞典 「七慢」の意味・読み・例文・類語

しち‐まん【七慢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「慢」は慢心の意 ) 仏語。みずからをたのみ誇る煩悩七種に分けたもの。自分より同等かまたは劣った者に対して誇る慢を初めとして、過慢、慢過慢、我慢増上慢、下劣慢、邪慢総称
    1. [初出の実例]「仏教にも七慢の説あり。兎角自慢はさまざまありと見えたり」(出典:町人嚢(1692)二)
    2. 「自力の善は七慢九慢をはなれざるなり」(出典:一遍上人語録(1763)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む