七村(読み)ななむら

日本歴史地名大系 「七村」の解説

七村
ななむら

[現在地名]六日市町真田さなだ

月和田つきわだ村の北に位置し、吉賀よしが川に沿って安芸廿日市あきはつかいち街道田丸たまる村から当村を通り七日市なぬかいち村へ至る。明治四年(一八七一)の万手鑑では古高一八三石余、寛永一四年(一六三七)の検地高二〇八石余、明治四年の総高二七一石余・反別三七町三反余、家数三五(本百姓三四・小百姓一)・人数一一二、牛二〇、米蔵一、熊野社、鉄砲一、紙漉舟一三、古城跡一。


七村
ななむら

[現在地名]匹見町紙祖しそ

紙祖川へ合流する小原こばら川および小原川へ合流する七村川流域に位置。七村川沿いに左鐙さぶみ(現日原町)方面への往還道がある。元和五年(一六一九)の古田領郷帳に村名がみえ、高二二石余、年貢高は田方八石余・畑方二石余。正保四年(一六四七)の古田領郷帳では有高二一石余、免四ツ九分余。楮・わさび・蕎麦なども栽培する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android