七番町(読み)しちばんちよう

日本歴史地名大系 「七番町」の解説

七番町
しちばんちよう

上京区六軒町通下長者町下ル

町の中央を東西に出水でみず通が通り、東は六軒町ろつけんちよう通。町の西は七本松しちほんまつ通。平安京大内裏「宴松原(縁の松原)跡地(拾芥抄)

元禄四年(一六九一)京大絵図には「千本横町」と記されるが、寛保初京大絵図には「七はん丁」と現町名がみえる(町名由来は一番町と同じ)。しかし宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」では、町の南側を「若松町」と記し、「俗に此町小千本町と云、此町西側に長円寺と云日蓮宗有、此町南の辻下立売通にて行当也」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android