七目村(読み)ななめむら

日本歴史地名大系 「七目村」の解説

七目村
ななめむら

[現在地名]有川七目郷ななめごう

有川村の西に位置し、北に深い入江が開く。南に矢倉やぐら岳がある。永享九年(一四三七)と推定される正月一一日の青方進書状案(青方文書)に七目とみえ、青方領と有河領の境目に近い浜方の当地で会う約束の延期を上有河殿に伝えている。大永元年(一五二一)広岳山大円だいえん(現福江市)参詣に向かう宇久盛定が、玉之浦納の乱の残党である西掃部に襲撃されかけたが、それを防いだ家臣中山伝兵衛が七目の五反田を与えられたという(公譜別録拾遺)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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