日本歴史地名大系 「七社神社」の解説 七社神社しちしやじんじや 岐阜県:山県郡伊自良村長滝村七社神社[現在地名]伊自良村長滝甘南美(かんなび)寺から約五〇〇メートル下った長滝(ながたき)集落の北に鎮座する。大木が林立し、近くに伊自良湖がある。旧村社。祭神菊理姫神・伊弉諾尊・伊弉冊尊・大山咋神、そのほか祭神不詳三柱があり、神像計七体で、社名は七祭神を合祀したためとも思われる。創建年月不詳。現存の棟札で最古のものは慶長四年(一五九九)だが、寛政四年(一七九二)の伝記によると、中世大桑(おおが)城(現高富町)城主土岐氏の崇拝が厚く、社地・山林が寄進されたが、社殿は大桑城落城後焼失し、古文書類もすべて焼失したと伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報