日本大百科全書(ニッポニカ) 「万力林」の意味・わかりやすい解説 万力林まんりきばやし 山梨市の笛吹川(ふえふきがわ)右岸にある水防林。戦国時代、武田信玄(しんげん)が笛吹川治水のためつくったといわれる。万力は笛吹川が山間から甲府盆地に流れ出る箇所にあたっており、水防林として下流の村々を守った意義は大きい。現在は万力公園になっており、市民の憩いの場になっている。JR中央本線笛吹川鉄橋の上流にあり、車窓からも望める。[横田忠夫] 万力林 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例